手の内在筋とは

手の内在筋(ないざいきん)とは、指を動かす筋肉のうち、手のひらに始まって指の骨につく筋肉のことを言います。

ほかにも指を動かす筋肉には、前腕から由来する筋肉があり、これらを内在筋と比較する意味で外在筋と呼びます。

内在筋と外在筋 この二種類や筋肉群がうまく協調して働くことで、手の細かな動きや、力強い動きを可能にしています。
一般的に内在筋は、指先を細かく使う様な繊細な動きで使われ、外在筋は強く握りしめる様な時に使われます。
ご高齢になってくると、スーパーのレジで小銭を取り出すのに時間がかかってしまったりする要因の一つに手の内在筋の機能低下により、指先の細かい動きが苦手になる事が挙げられます。手の内在筋は使わないと機能が低下しやすいのです。
手の内在筋は機能低下しやすい

ご高齢方だけの問題ではなく、例えば野球のピッチャーなどで、ボールに細かい回転を与える必要がある種目では、手の内在筋の機能がとても大切になります。
他にも手の細かい動きが必要とされる作業では、手の内在筋がしっかり働く状況を整える事で、より質の高い作業につながると考えられます。
以下に、普段手を使う仕事をしている筆者が、朝のルーティンにしているメニューをもとにお伝えして行きます。
方法
対立運動 たいりつうんどう

▽親指のおなかとほかの四本指のおなかを順番にくっつけるようにします。
指のおなか とはイラストの指先のオレンジ色に塗った部分です。
ポイントは先端と先端で触らないようにすることです。先端を付けるようにすると、内在筋より外在筋を優位に使ってしまいます。
人差し指から順に行い三往復ほど行うとよいでしょう。
ワイパー運動

両手をあわせた合掌の姿勢から、写真のように指をまとめて片方におしこんでゆきます。
この時、押される方の指もすこし力をいれて、両方の指全体で押し合いをするような感じです。
左右交互に押し込んで、自動車のワイパーのようにリズミカルに動かします。
筆者は10回ほど行うようにしています。
くねくねワイパー運動

上記のワイパー運動のバリエーションです。指から手のひらスムーズにくねくねと動かします。
先端から1つずつ関節を順番に動かすようにします。
あたかも魚が水中を泳いでゆく時のくねくねのように動かすことが出来ればよいです。

▽ポイントは、指先だけでなく、手のひら全体を使って大きく動かすことです。
最初は難しいですが、この体操は非常に内在筋を多く使います。
まとめ
上記の方法で内在筋をトレーニングできます。筆者のように、作業前のウォームアップとしても使えます。
ほかの方法もありますが、ひとまず今回は上記のような形をお勧めいたします。
野球のピッチャーでしたらボールのキレにつながりますし、手を使う仕事の方は、仕事初めからよい状態で作業ができるでしょう。
注意点としては、慣れていない方が行うとそれだけで筋肉が疲労して違和感が出ることもあります。行う際は少しずつ行ってくださいね!
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