ドケルバン病 手首の腱鞘炎の再発を防ぐセルフケアについて

カラダのこと 手(上肢)

親指側の手首腱鞘炎はドケルバン病と言って非常に多い症状です。

手首の腱鞘炎 ドケルバン病について(日本整形外科学会様のページに移動します)

この記事を書いている筆者も施術と言う仕事がら、毎日手を酷使するためにこの腱鞘炎で苦しんだ事があります。

そんな自分自身の経験をもとに、腱鞘炎予防のケア方法をお伝えしてゆきます。

この記事を書いた人

長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)

柔道整復師・日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。

ご注意
この記事は、痛みがある程度おちついた後のケアの方法について書いています。
腱鞘炎の症状が強い時期には適さない内容も含まれていますので、お読みになる際はご注意ください。
記事内のストレッチなどを行う際は自己責任の元行うようにして下さい。

手首の構造

イラストのように、手首やゆびを動かす筋肉の腱が、手首の部分でバンドのような組織に包まれています。
さらにそのバンドに包まれる部分で腱鞘(けんしょう)という組織につつまれるような二重構造になっています。この二重構造のお陰で手は微細な動きが出来るようになっています。

ただ、複雑な構造の分トラブルも多いのです。

では、ここからは筆者が実際に行っているケア方法をご紹介します。施術の仕事を始めたばかりの頃はしょっちゅう痛くなっていましたが、こういったケアをするようになってからは仕事ができないほどの痛みに悩まされることはなくなりました。

人によって合う・合わないはあるかと思いますが、参考程度にお読みください!

もみほぐす

筋肉や腱の部分を狙ってもみほぐします。

親指につながる筋肉はオレンジ色にぬった部分です。

もみほぐすときは親指の筋肉だけではなく、周囲も一緒にほぐすようにします。
筋肉は単体で働くわけではなく、周囲の筋肉と一緒に動くので、周りも一緒にほぐした方が効果が出やすいからです。

マッサージガンや専用のもみほぐし器を持っている方はそれを使うとよいですが、やりすぎもよくありません。ほどほどにしましょう。

参考までに私は1分くらいまでと決めています。

ストレッチする

ストレッチは主に3種類あります。それぞれ10秒間を1セットにして、2~3セット行うとよいでしょう。

前腕屈筋群

イラストのような形で伸ばします。注意点としては、肘を伸ばした状態の方が伸びやすいという点と、伸ばす筋肉以外の部分が痛いときは無理をしないことです。

※伸ばしている筋肉がいた気持ちよく感じているのがベストです。

前腕伸筋群

次に表側の手首を上に持ちあげる筋をほぐします。親指の腱鞘炎を起こす方はだいたいこの筋も張っているので、よく伸ばします。

手首が痛い時は無理をせず 軽めにします。

親指の筋

問題が起こっている親指の腱を直接伸ばします。

腱鞘炎になっているかどうかを調べる専門的なテストにフィンケルシュタインテストというものがあります。イラストのように親指を4本指で握りこんで手首を小指側に曲げるテストです。

炎症が起きているときは行ってはいけませんが、ここでは再発防止のストレッチとしてあえてこういった動きを行って、ストレスをかけてゆきます。

使い方に気を付ける

腱鞘炎になる方というのは、腱鞘炎の方の手を多く使いすぎている可能性があります。

物を持つときに片手で持ち上げるのではなく、空いている方の手を添えるようにするだけでもかなり負担が減ります。
痛みが強くないとどうしても簡単にできる片手での作業を行いがちですが、気を付けた方が良いです。

また、文字を書く方は筆圧を強くしすぎると痛くなる傾向にありますので、軽めの力で書きましょう。

仕事でどうしても患部に負荷をかける方は、仕事中は仕方ないとして、プライベートの時間で負担をかけないように意識することも必要です。

サポータの使用

どうしても負荷をかけ続けてしまう時は、サポータの使用も良い方法です。

筆者は痛い時だけ、こういった形のサポータを使用しています。
仕事中はつけられないので、業務が終わったらつけるようにします。

サポーターを選ぶときは症状によっても適したものはちがうのですが、手首の腱鞘炎という事を考えると、手の部分だけではなく、手首をしっかりと固定できるものの方が良いです。

いかがでしたでしょうか?

手を使い続ける方にとって腱鞘炎は悩みの種ですよね。筆者も20年間以上の施術家人生で、色々なケアを試しましたが、今のところ上記のような形に落ち着いています。いろいろと試行錯誤しながらいきついた形ですので、何らかの参考にはなるかと思います。ぜひ試してみてください!


ながとも接骨院ではこのようなケア方法なども実際に一緒に行なう事で患者様にご指導させていただきます。お気軽にご相談ください!

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

神奈川県横浜市鶴見区にある接骨院
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