肘の外側の部分が痛くなる症状【テニス肘】
一般的には肘の部分に巻くエルボーバンドや、肘の部分にテーピングをしたりして対応することが多いですが、常時テーピングをしていると肘の皮膚がかぶれてしまって、サポーターを巻けなくなってしまった方などもいらっしゃるかと思います。
そのような場合、手首の部分にテーピングやサポーターをつけることで症状が楽になることがあります。ここでは手首に行うテニス肘のテーピングについてご紹介して行きます。
この記事を書いた人
長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)
柔道整復師・日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。
※施術者としての個人的見解も若干含んだ内容ですので、お読みになる際はご留意ください。
キネシオテープを使用
使うテープはキネシオテープという写真のようなタイプのテーピングがおすすめです。
ドラッグストアなどでも売っていますし、少量であれば100円ショップでも買うことができます。
今回の記事では50ミリ幅の物を使用しますが、25ミリや75ミリでも大丈夫です。
キネシオテープがない場合、伸縮性のあるテープでも代用可能です。
伸縮性のないホワイトテープはこのテーピングには不向きです。
キネシオテープの裏には目盛りがついていますので、3マスに切って行います。
手首を下に持って行きはる
いろいろな貼り方がありますが、基本的には手首を写真のように下のように持って行って、その状態でテープをすこしだけ引っ張りながら縦に貼っていただきます。
手の甲から始めて
少しだけ肘の方向へ引っ張りながらここまで貼ります。
すこしだけ引っ張るのがポイントです。
この時に症状の出方によって手首の、どのあたりに貼ると楽になるのかが違います。
一番多いのはライン①の部分です。手首の人差し指と中指のラインで痛くなっている方です。
基本的にはこの部分に貼って頂くと楽になるかと思います。
もしあまり変わらないときは少しずらしていただいて、ライン②小指側の方にずらして貼って頂くと良いかと思います。
ライン② 小指側に張ったパターン
痛みが改善する時はそのままで良いが、変わらない時は外して良い
このように貼ってみて、動かした時に肘の痛みが少し改善してくるときは、その部分の筋肉がテニス肘の原因、痛みの原因になっていることが考えられますのでそのまま貼って頂いて良いです。
もし貼っても行っても変わらない時、痛みが何も変わらない時や余計に痛くなってしまう時というのはこのテープが合わない可能性がありますので、他の方法を探しましょう。
あくまでも一つの方法なので、すべての方に効果があるとは限りません。
テニス肘について
テニス肘の原因はいろいろありますが大まかに言うと、手首を上に持ち上げる
短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)という筋肉を中心とした筋肉が肘の部分で骨を引っ張りすぎていることによって起きてくる症状になります。
先ほどご紹介したテープを貼って痛みが改善してくるという時は、まさにこの短橈側手根伸筋という筋肉が原因で、テニス肘の痛みが起きていることが考えられます。
根本的な改善には、この筋肉の機能を回復させたり、柔らかくしたり、この筋肉に負担がかかりすぎないような使い方を覚えていくことが大切です。
当院でも、テニス肘の患者様がいらっしゃったときは、まずは痛みが少しでも楽になるように施術をしてゆきます。
そして、痛みがすこし落ち着いてきたら、根本的な原因の部分を対策を立てるようにしています。
これにはストレッチ、運動療法などがあります。
また、患者様ご自身ができる範囲でのセルフマッサージのケアなどもお伝えしています。
なるべく仕事やスポーツを休止しないでもできるように工夫して施術プログラムを立てています。
テニス肘で困っている方もぜひご相談ください。
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施術のご相談に関しては直接、院へお願いいたします。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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