ひざが痛くなり病院に行くと多くの場合、変形性膝関節症 という診断を受けます。
膝の関節が変形 、、いかにも痛そうですが、実際には変形があっても痛くない人もいます。
なぜ、変形があって痛い人と、痛くない人がいるのでしょうか?
私は、原因のひとつに使い方があると考えています。
この記事では、膝に負担のかかりづらいしゃがみ方 に焦点を当てて解説してゆきます。
膝の痛みで困っている人、将来膝が痛くならないようにしたい人、はぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人

長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)
柔道整復師・JSPO-AT
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。
※施術者としての個人的見解も若干含んだ内容ですので、お読みになる際はご留意ください。
注意点
今回の記事では、膝の関節に負荷をかけにくいしゃがみ方をお伝えしますが、炎症があったりして痛みの強い時期にはそもそも動かさない方がよい時期もあります。
患部の状況に合わせて行う必要がありますので、不安な方は専門家の指導のもと行ってください。
膝に負担のかかるしゃがみ方

足には大きな関節が3つあります。・膝関節・股関節 です。
結論からいういと、この3つの関節をバランスよく使うしゃがみ方が良いしゃがみ方で、
どこかひとつ(多くの場合は膝)の関節に負荷を集中させるしゃがみ方が良くないしゃがみ方です。
膝の関節に負担がかかるしゃがみ方をイラストにすると、このような形になります。

一見普通にしゃがんでいますが、膝を前に大きく突き出すようにしゃがみこんでいます。
せっかく下肢に3つ大きな関節があったとしても、このしゃがみ方では、ほとんどの負荷を膝の関節・筋肉に集中させてしまいます。

膝の関節のこのあたりに痛みが出て居る方は、このようなしゃがみ方をしている可能性があります。
では、どのようにしゃがめばよいのでしょうか?
膝に負担のかかりづらいしゃがみ方

股関節を多く使うためにおしりを引いて、膝だけに頼らないしゃがみ方を意識すると、このようなしゃがみ方になります。
※体格や柔軟性などにより多少の差はあります。
最終的にしゃがみ込んだ時の姿勢は一緒でも、その過程が違います。
膝と足首のねじれに注目

また、前から見たときの、膝と足の向く方向にも注目です。
図の左側は膝に対して足首がかなり外を向いています。
対して、右側はそこまでひらいていません。
人間のカラダの構造上、イラストの左側のように外に開きやすいのですが、あまりにも過度にひらいてしまうと、膝の関節にねじれが生じて、そのことで痛みを発生している事があります。
このねじれによる痛みは、臨床ではかなり多いです。

このイラストは、足首が外に向いていますが、一緒に膝も外に向いているため、膝へのねじれはかかっていません。なので、このしゃがみ方は痛みを発生しにくいです。
こういったねじれを防ぐには、普段から膝がねじれないように意識することが大切です。
また、足関節の柔軟性もポイントです。
足関節の柔軟性

つま先を上に上げる動き 背屈 足首がこの方向にしっかりと動くことができるか、が重要になります。
足首がこの方向にいかないと、しゃがみこみの後半で、足を外にひらいてカバーするようになりやすいです。

足首を柔らかくする方法に関しては別記事を書いています。
まとめ
- 膝の関節だけに負荷を集中させないようにする
- そのために股関節を使う(おしりを引く)
- 膝に過度なねじれが加わらないように注意する
この3点を踏まえて生活をすることで、膝の関節にかかる負荷を減らすことが可能です。
膝だけに負荷を集中させないバランスの良い動き方が習慣づくと、股関節、膝、足首周りに適切な刺激が入り、特別なトレーニングなどを行わなくても筋力強化にもなります。
膝の痛みで困っている方はぜひ参考にしてみてください。

上記簡単に説明しました。実際には個々のカラダの特性・柔軟性や筋力・今までにされたお怪我などにより適切な使い方は異なりますが、以上の動き方をベースにすると膝の痛みが改善しやすいです。
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