この記事を書いた人
長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)
柔道整復師・JSPO-AT
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。
※施術者としての個人的見解も若干含んだ内容ですので、お読みになる際はご留意ください。
太もも裏側(ハムストリング)のストレッチにはいろいろな方法がある
太ももの裏側の筋肉 ハムストリング は膝や足の痛み、股関節の痛みと密接なかかわりがあります。
筋肉のケアとして簡単に出来るものとしてストレッチがあります。
ここでは、太ももの裏側 ハムストリングのストレッチ方法、伸ばし方について、様々な方法をご紹介いたします。
お身体の状態にあったストレッチを少しずつ続けていただくことで、柔軟性の改善が期待できます。
長坐の状態で片足ずつ伸ばすストレッチ
イラストのように伸ばします。
▽メリット 床と体重を使ってのばすので、しっかりと伸ばすことができる
▽デメリット しっかり伸ばすにはコツが必要 またカラダの硬い方は姿勢がとりづらい
うまく伸ばすためのポイントは上記の様になります。
特に重要なのが、おへそを遠くに持ってゆくイメージで行う事です。
あおむけで手でつかむストレッチ
あおむけに寝た状態から、両手を使ってイラストのように伸ばします。
▽メリット 簡単にできる。比較的安全なので、慣れていない方にもおすすめ
▽デメリット 比較的軽めの刺激なので、しっかり伸ばしたい方には物足りない。仰向けが苦手な人はできない
また、このストレッチは他のストレッチよりも強度が低いので、このストレッチで痛みがでるような場合は、他のストレッチは行わない方が無難です。
↗足を開く角度により、ハムストリングの中でも外側を伸ばしたり、内側を伸ばしたり 調整ができます。
▽タオルを使って伸ばすことで、さらに刺激を強めることもできます。
立った状態でおしりを引くストレッチ
イラストのように伸ばします。
▽メリット 立ったままできるので、運動後などのちょっとした時間で出来る。
また、股関節の角度調整などがしやすいので、慣れている方はこのストレッチでかなりしっかりと伸ばすことが可能。
▽デメリット 立位で行うので、バランス感覚の低下した人には向かないこと。慣れるまで難しい面もある
椅子に座って足を上げるストレッチ
イラストのように伸ばします。
▽メリット ひざ裏の神経も一緒にのびるので、しっかりストレッチ感を出せる。
▽デメリット カラダの硬い方はこの姿勢じたいが取れないことが多い。
膝裏の神経も一緒に刺激する為、人によっては向かない。
立って斜めに前屈する
図のように足を肩幅に開き、前屈します。まっすぐ前ではなく、斜め前に前屈した方が片脚ずつのびるので、しっかり伸ばせます。
※まっすぐ前に倒しても伸びますが、両足一緒に伸ばすより、斜めに伸ばした方が片脚ずつしっかりと伸ばすことが可能です。
▽メリット コツをつかむとかなりしっかり伸ばすことが出来る。体勢そのままで、両足ほぼ同時に伸ばせる事も良い点。
▽デメリット 頭を下にもってゆくので、バランス感覚の低下した方には不向き。
まとめ
以上のように、ふともも裏側 ハムストリングのストレッチと言っても色々な方法があります。
カラダの硬さ、体力レベルなどにより最適なストレッチは変わってきます。
一つの方法がうまく行えなくても、色々と体勢を工夫することでうまく伸ばすことも可能です。
ここで紹介したもの以外にもストレッチの種類はありますが、ひとまずこの５種類を紹介させていただきました！
ぜひ、試してみてくださいね♪
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