膝の関節がいたくて病院でリハビリをしている、サプリを飲んでいる、筋トレを頑張っている。この努力は『どれも正解』です。
ただ、それでも痛みがとれない人が多くいるのが現状です。
わたしは長年の施術経験から、膝の痛みがとれづらい方は上記のような取り組みにプラスして【日ごろのカラダの使い方】をすこし変えるだけで、施術の効果ががらりと変化することに気付きました。
この記事では、膝に負担のかかりづらい方向転換の仕方 に焦点を当てて解説してゆきます。
膝の痛みで困っている人、将来膝が痛くならないようにしたい人、はぜひ参考にしてください。
以前書いた 『膝に負担のかかりづらいしゃがみ方』と言う記事もあわせて読んでいただくとより効果が高まると思います。
この記事を書いた人

長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)
柔道整復師・JSPO-AT
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。
※施術者としての個人的見解も若干含んだ内容ですので、お読みになる際はご留意ください。
日常生活は方向転換がたくさん!
- 洗濯機から洗濯物を取り出して、カゴを抱えて向きを変えるとき
- シンクに向かって料理をしていて、調味料を後ろの棚から取るとき
- 掃除機をかけていて、後ろに下がりながら向きを変えるとき
日常の中で方向転換のシーンは意外と多いです。一つ一つは小さな動作ですが、この動作がうまく行えているかどうかで、膝へのストレスは大きく変わります。以下に説明します。
膝に負担のかかる動き方がある Movements that Strain the Knee

まず、前提として知っておくべきなのは、膝の関節は曲げ伸ばしが得意で、捻りにはとても弱い構造をしている と言う事です。

それにたいし、肩関節や股関節などはその構造上、とても大きな可動性があります。
このことを理解したうえで、ではどのように捻りストレスを小さくしてゆくか?が今回の記事のテーマになります。
膝に負担のかかる方向転換 Knee-Straining Pivoting

まず、膝に捻りストレスがかかりやすい方向転換の仕方は以下の形です。
べた足で捻る ※足のウラが全部地面についた状態で捻るとストレスが多い

大きな動きの方向転換

膝にやさしい方向転換 Knee-Friendly Pivoting
つま先に荷重して方向転換すると膝のストレスが少ない

重心をすこし前方に移動して、つま先寄りに荷重して方向転換すると膝のストレスが小さくなります。
体の構造上そのようになっています。
小さく足を動かす方向転換

先ほど説明した、大きな動きの方向転換は膝に負担がかかります。
対策としては、こまめに足を動かしてなるべく大きな動きを避ける事があります。
周囲の関節の柔らかさと筋力も大切
上記のような動き方のほか、膝の周りの関節の柔軟性も大切です。特に以下の二つ
①股関節の柔らかさ

股関節の柔軟性が低下すると、膝へのストレスが大きくなりやすいです。
足部周りの柔らかさ

足首周りの柔軟性も大切です。
まとめ
- 膝の関節は捻りに弱い
- 動かし方にコツがある
- 周りの関節を柔らかくすることも大切
いかがでしょうか?
上記のような動き方をすこし取り入れると、膝のストレスは驚くほど少なくなってゆきます。
変形の度合いや患部の状況によっては、合わないケースもありますが、試してみる価値はあると思います。
当院では、カラダの痛みをとるうえで、こういった動き方も大切だと考えて施術を行っています。
注意点
炎症があったりして痛みの強い時期にはそもそも動かさない方がよい時期もあります。
患部の状況に合わせて行う必要がありますので、不安な方は専門家の指導のもと行うようにしてください。 接骨院に来ていただければ、今の状況にあった動き方をお伝えします。
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