・首が痛くて病院に行ったら、ストレートネックが原因だと教えてもらった
・運動するように言われたけど、何をしたら良いのかわからない
今回はこのような悩みに対する記事になります。
ストレートネックが原因で首の痛みが起きている方は多いです。この記事ではストレートネックの方が意識した方が良い部分を御伝えしてゆきます。
この記事を書いた人
長友 芳之 (ながとも よしゆき)
1984年生まれ 柔道整復師・日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
神奈川県横浜市鶴見区にて自身の経営する接骨院【ながとも接骨院】にて活動中。
ストレートネックとは
横から見たときに背骨にはもともと自然なカーブがあります。首の部分では前方にカーブしているのが普通です。
何らかの理由によって(多くは生活習慣により)このカーブが失われてまっすぐになってしまう状態をストレートネックと呼んでいます。
ストレートネックについてはこちらのクラシエさんのページがわかりやすかったです。
背骨はもともとあるカーブのお陰で、カラダに加わるストレスをうまく逃がしています。
ストレートネックになってカーブが消失すると、頭の重さを支える事が難しくなり、結果的に首の神経に痛みを出したり、様々な不調の原因になるとされます。
ストレートネックの原因は首だけではなく全身がかかわる
結論からいうと、ストレートネックをしっかりと改善させるためには首の位置を正しくする事が大切ですが、それだけではなく体幹部や骨盤の方にも意識を向ける必要があります
図のように、背骨はある一部分が動くことで離れた他の部分まで影響を受けるようにできています。
具体的に言うと、ストレートネックの方で多い体勢として、図のように背中全体が丸くなってしまっている体勢があります。この背中から腰のあたりが丸い状態で、首の部分だけを反らそうとしても、うまくいきませんし、場合によっては痛みが出ることもあります。
ここからは 首 背中から腰 骨盤 に分けてそれぞれの部位で意識するポイントをまとめました!
首周りの意識
頭を身体の真上にもってくる
横から見たときに耳の穴と肩の中心が一直線になるとよいです。
ストレートネックと言われる方の多くは、頭が前方に行き過ぎてしまっています。
顎をちょっと引く
ストレートネックの方は、頭が前にでるのと同時に顎を引きつける筋肉の力が低下して、顎が前に突き出るようになりがちです。
顎を引くようにします。※引きすぎ注意。あくまでもすこし引くようにします。
背中から腰
腰が丸くなっている人は少し反らすようにします
背中から腰が丸くなっている方は、できる範囲で腰をすこし反らすように意識します。
腰はもともと少し反っている状態が正しいので、適度に反った状態を保つことで、関連した背中や首へ良い影響が期待できます。
反り腰の人は腹筋に力を入れて程よいカーブへ
もともと反りすぎているいわゆる反り腰の人は、腹筋にしっかり力を入れて、すこし反りを減らすようにすると程よいカーブになります。
反り腰の人も、腰の適切なカーブを意識することで関連した背中、首への良い影響が期待できます。
デスクワーク、立ち仕事では上記の姿勢をまず意識してから仕事をするようにします。
骨盤から下
座っている状態では
骨盤を立てて座ります
坐骨(ざこつ)という骨があります。おしりの下に手を当てるとゴリゴリっとする骨です。この骨を椅子の座面に当てるようにして座ります。
そうするとその上の腰は、先ほどのように自然とカーブを描きやすくなります。
立つときは重心をかかとにもってくる
立つときの重心は、かかと寄りにある方が姿勢を保ちやすくなります。
つま先寄りに重心があると、腰の位置が変わり、結果的に首の位置も影響を受けます。
良い姿勢をキープする筋力をつける
上記の良い姿勢のコツを覚えたら、今度はその姿勢をキープするようにしてゆきます。
最初はキープするだけでつらく感じますが、それは姿勢を保つ筋力が低下していたり、使うことに慣れていなからです。筋力や持久力は急にはつきません。
3か月、半年、ときには1年単位で考えてゆきましょう。
姿勢を良くするには、そういった取り組みを継続してゆくことが大切です。続きやすくするコツは以下のようになります。
姿勢を気にする時間を決める
四六時中姿勢を意識するのは疲れますし、だいいち集中力が続きません。
カラダを改善してゆくためには、何も気にしない時間も必要です。
オススメなのは、仕事に入る時に姿勢に気を付ける、お手洗いに行った後、姿勢を気にする など特定の動作に紐づけて姿勢を良くしてゆく方法です。(ルーティン化)
呼吸を意識する
人間のカラダは呼吸を大きく、深くすることで体幹部が安定して姿勢が良くなるようにできています。
『姿勢を良くしようとするとすぐに疲れてしまう、、』
という方は、正しい呼吸法を意識していただく事で、楽に姿勢をキープできるようになります。
呼吸法に関してはいろいろな方法があります。YOUTUBEなどで呼吸法を検索いただくと色々な動画が出てきます。当院でお勧めしている呼吸法のリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧になってください。https://youtu.be/f9t7DTOooUM
むりをしない
いくら良いことでも、今まで運動を全くしてこなかった人にいきなり高強度の運動をさせれば、かえって痛みがひどくなることも多々あります。
逆に、ある程度運動経験がある方には、それなりの運動強度を加えていかないと効果が出てこない 前に進んでいる感覚がない というケースがあります。
この辺りはご自身のカラダの状態、気分をよく考慮してうまく行ってゆく必要があります。
疲れたらケアをする
人間のカラダは疲労している時、たいてい筋肉が硬くこわばった状態になります。
筋肉が硬くこわばった状態では、今まで説明してきたような、姿勢を正しくする取り組みがうまく行えないことが多いです。
そういう時はまず、リラックスしてストレッチをしたり、ゆっくりお風呂に使ったり、マッサージを受けたりして心身の疲労を改善させてから行った方が効果的です。
結論ストレートネックは改善させることが出来ます
いかがでしたでしょうか?
院で施術の仕事をしていると患者様から
- 『私はストレートネックだから首が痛いのは仕方がないんです』
- 『デスクワークなのでストレートネックは仕方がない』
などいろいろな意見を聞きます。
確かに日常生活・仕事の中で知らず知らずなっているものなので、改善させるにはそれなりの時間と、根気が必要ですが、少しずつでも行う事で姿勢が改善してきた患者様を何人も見てきました。
これを読んでいるあなたも、ぜひ少しずつでよいので、姿勢を意識して、よりよいカラダを手に入れてください!
今回ご紹介した内容はあくまでも一つの考え方です。行ってみて、おカラダに合わないようであれば無理をせずに中止して下さい。
また、中には先天的な骨の形の影響でストレートネックになっている方もいらっしゃりますので、すべての方にあてはまる内容ではありません。
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
神奈川県横浜市鶴見区にある接骨院
ながとも接骨院
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長友芳之
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