この記事を書いた人

長友 芳之(ナガトモ ヨシユキ)
JSPO日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー・柔道整復師
神奈川県横浜市鶴見区『ながとも接骨院』にて活動中。
『ただ痛みを和らげるだけでなく、その方の職業・動作・競技特性を考慮して目標達成のお手伝いをさせていただいております。』
※科学的根拠に基づいた施術・情報発信を心がけていますが、
一部、施術者としての経験に基づいた見解も含みます。
「寝違え・寝違い後に首がずっと痛くてなかなか治らない。病院に行っても湿布を出してもらうくらいだし、どうしたものか、、」
このようなお悩みを抱えている方は、実はとても多くいらっしゃいます。
当院では患者様の症状をよく見て施術を行うことで、多くのケースで改善への糸口を見つけられています(すべての方の改善を保証するものではありませんが、しっかりと原因を追求していきます。)
今回は、首の痛みの原因が【肋骨の動き】にあったと思われる実際の症例をご紹介いたします。
首の痛みと「肋骨」の深い関係とは?

首の骨(頸椎)は、一番上から下まで7個あります。その下に続くのが胸椎(きょうつい)と呼ばれる12個の骨です。
この12個の胸椎には、それぞれに対応する肋骨(ろっこつ)が12本ついています。この胸椎と肋骨の部分を 胸郭(きょうかく) と表現します。
肋骨は、呼吸をするたびに大きく動く構造になっていて、特に肋骨が動く際、背中側にある以下の2つの関節が連動して働きます。

肋横突関節(ろくおうとつかんせつ)
肋椎関節(ろくついかんせつ)
胸椎の上部(首に近い部分)にある肋骨の関節は、首の骨ととても近い位置にあります。
そのため、肋骨の関節に動きの硬さがあると、それが「首の痛み」として現れることがあるのです。
症例紹介:50代男性(デスクワーク/アクティブな趣味をお持ちの方)の首の痛みの原因が肋骨の動きにあった??
主訴:朝起きたときの左首の痛み(寝違え・寝違いのような症状)
ライフスタイル:デスクワーク中心。運動量が多く、趣味でクライミング、登山、テニスなどを楽しむアクティブな方。
【初回検査と症状の詳細】痛みの詳細を確認する

「首が痛い」とお越しになりましたが、詳しくお話を伺うと、首から少し下の背中にかけて痛みが広がっていることが分かりました。
痛みの種類:「ジーン」とする持続的な痛み

痛む動作:当院で、上記イラストのような動作のテストをこまかく行うと、頭を下(前)に下げながら右へ倒す動作・首を左に曲げながら後ろへ反らす(伸展)動作が痛いということが判明しました。
呼吸の状態:呼吸時の肋骨の動きをチェックしたところ、お腹は動いているのに肋骨がほとんど動いていない状態でした。
これは身体本来の効率的な身体の使い方から外れており、首に過度な負担が集中する原因のひとつと考えられました。
そこで、「肋骨の動きを改善すれば首の痛みも変わるのではないか」という仮説のもと、施術を開始しました。
当院での介入・施術のアプローチ
① 首だけでなく体幹(肋骨)ごと動かす意識づけ

頸部だけに負荷が集中して痛みが発生していることが考えられたので、まずは「首を動かすときに肋骨や体幹部も連動して動かす」イメージをお伝えしました。
これだけでも、その場で痛みが少し軽減しました。
さらに、日常の「後ろを振り向く動作」や「うがいなどで上を向く動作」でも、この連動性を意識していただくようアドバイスしました。
② 筋肉・関節への介入 呼吸の正常化

頸部や頸部に関係する肋骨周りの筋肉(腹部や肋間筋)が固まっていたため、まず手技でしっかりとほぐしていきました。
また、背中側の「肋横突関節」「肋椎関節」の動きを出すため、横向きやうつ伏せの体勢で、一つひとつの関節を丁寧に動かす施術を行いました。このようにして肋骨や脊柱の柔軟性を確保してゆきます。
そのうえで肋骨を広げて息を吸い、しっかり閉じて吐ききる深い呼吸の練習を行いました。
③ 段階的なセルフエクササイズへのアプローチ
施術を数回重ねることで肋骨がしっかりと動くようになり、それに伴って首の痛みが改善していきました。
参考として、初診時は痛みが10段階中4くらいだったのが、2くらいまで改善しました。
その後、最終段階として身体を横に倒す「側屈運動」や、より複雑でレベルの高い「身体をひねる回旋運動」をご自分で行っていただく運動療法へ進めました。
施術の結果と考察
以上の介入を進めた結果、当初あった首の痛みはほとんど消失しました。
患者様からは「登山のときに重いリュックを背負っても、その後に首が痛くなることがなくなった」とうれしいお声をいただいております。
今回のケースは「肋骨と脊椎の間の関節の硬さ」や「肋骨の可動域制限」が首の動きを妨げ、痛みを引き起こしていたと考えられます。
今後のケアと注意点
日常生活で再発させないため、ご自宅でできるセルフケアもお伝えしています。
例として、ブックオープンストレッチ(胸を開き、胸椎・肋骨を捻るストレッチ)や

胸郭を反らしたり曲げたりするストレッチ

等を御伝えしました。
【施術費用・保険取り扱いについて】
基本的に、すでに整形外科や他の整骨院・接骨院で保険治療を受けられている場合、当院で健康保険を使用することはできません。
そのため自費施術となります。
保険適用外の自費施術は、一見、ご負担が大きく見えるかもしれません。。(※詳細な料金は当院ホームページをご確認ください)
しかし、症状に合わない治療を長く続けるよりも、的確なアプローチで早期改善を目指す方が、結果的に患者様の「お時間」と「費用」を抑えることができると考えております。
当院では、漠然とした長期通院をおすすめすることはありません(もちろん、予防やコンディショニング目的での長期的な継続ケアをご希望の方にはしっかり対応いたします)。
首の痛みや身体の不調でお困りの方は、ぜひ一度「ながとも接骨院」にご相談ください。
お悩みの皆様へ(当院からのお知らせ)
当院では、痛みのある局所だけでなく、身体全体の関節や動きを細かく分析することで根本改善を目指しています。
「整形外科で検査しても問題がないと言われた」
「他の整骨院や整体に通ったけれど、改善しなかった」
そのような方でも、アプローチを変えることでまだまだやれること・改善できる可能性があります。あきらめずにご相談ください。
【当院の案内・各種リンク】
ながとも接骨院 公式ウェブサイト ※アクセス・料金はこちらでご確認いただけます。
https://www.nagatomo-sekkotu.com/
ながとも接骨院 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC0RTH4mDOCVuf8qa8oQ6Lxg
ながとも接骨院 カラダブログ
https://nagatomosekkotuin.com/
※平日は受付順でのご案内となります(土曜日のみ予約優先制)。
当日の混雑状況は公式X(旧Twitter)で発信しておりますのでご利用ください。
https://twitter.com/nagatomosekkotu


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